東京にある企業と取引する前に
■オンラインから始まる取引の前に
最近は遠方の企業と、オンライン上で知り合って取引に入るケースも増えています。
もっとも、その前には、企業の実績を確認することやきちんとした企業かなと調べることでしょう。
名の知れた企業ならともかく、初めて見聞きする会社の場合、やはり気になるものです。
ホームページ上の住所を見て確認するケースも多いですが、西新宿や六本木、新橋や渋谷など有名な場所やステータスの高い場所に住所があると、それだけで安心してしまいませんか。
住所地に本当にその企業があるかわかりませんし、今は名義だけ借りるといったこともできるので注意が必要です。
中には所在地のステータスで信用させ、代金や報酬だけ先取りして、約束されたサービスが提供されない、商品が納品されないといったトラブルも起きるので気を付けなくてはなりません。
■取引前には企業の信用調査を
有名な企業ならともかく、初めての企業と取引をするにあたっては、信頼できる企業であるか信用調査をすることがです。
実際にその企業に出向いて商談するようにすれば、状態もわかりやすいですが、最近はオンライン上でのやり取りだけで取引するケースも増えてきました。
地方から交通費や手間をかけて、新宿や六本木まで企業の所在を確認に行くのは難しい、忙しくてそれどころではないといった場合、探偵に依頼して信用調査を行うことも可能です。
信用調査のやり方もさまざまありますが、まずは、実際にその住所地に事務所があるのか、どのような場所なのかをリサーチできます。
しっかりしたオフィスかと思いきや、古いマンションの1室だった、ほかの企業との共同事務所で名義だけだったなど、不安な情報が報告されるかもしれません。
仮に事務所があった場合、周囲の企業などに、人の出入りの様子などを調査することもできます。
企業名を掲げた看板があっても、まったく人が出入りしていない事例も少なくありません。
一方、小さな企業で事務所も古い建物にあっても、毎日、複数の人が出入りして真面目に仕事をしているようだ、挨拶もきちんとしてくれ礼儀正しい、宅配業者などもよく出入りしているなどの情報が入れば、普通に活動している企業とみてとることもできます。
さらに、法務局での登記の確認や財務情報の調査、取引実態の調査など、調査費用をかければ、さらに詳しい信用調査が可能です。
騙されて大きな損害を被るよりは、費用をかけても信用調査を行ったほうが、リスク管理につながります。