ダブル不倫
■ダブル不倫とは
配偶者がいる人と、自分の配偶者以外の異性と肉体関係を持つ事を不倫といい、ダブル不倫とは、お互いに別の異性と結婚している既婚者同士が不倫関係になることをいいます。日本の法律では、婚姻した男女は、配偶者以外の異性と肉体関係をもつことは配偶者への不貞行為となります。
■ダブル不倫のきっかけ
ダブル不倫のきっかけも、不倫のきっかけと変わりはありませんが、お互い既婚同士なので話が合う、お互いに離婚を迫られることがない安心感、配偶者に不倫を知られたくない共通点からダブル不倫の関係に発展してしまうことがあるようです。
・職場内の出会い
・同窓会
・出会い系やマッチングアプリなどのSNS
・配偶者の長期不在
など
■ダブル不倫にハマりやすい人
・経済力がある
・日頃から忙しい
・家庭に不満があるけど、家庭は壊したくない
・自由になる時間がある
・性的欲求が強い
・ストレスが溜まっている
・マンネリで退屈している
など
配偶者の不倫が発覚した場合、不貞行為を行った配偶者や不倫相手に対して慰謝料を請求することができます。配偶者の不倫相手の方も婚姻しているダブル不倫の場合は、慰謝料請求をするだけでは問題が解決されないときがあります。配偶者が不倫をしていた場合、不倫相手の配偶者もあなたの配偶者に対して慰謝料請求を行うことができます。このようなケースにおいては、慰謝料請求に時間と労力がかかってしまう為、最終的に不倫をされた側の双方が慰謝料請求権を放棄するという形で解決されることになります。お互いが請求を請求しないという解決をするには、双方の配偶者が不貞行為について知っていて、双方の夫婦が離婚をしないなどの条件が必要になります。もし、あなたがダブル不倫を行った側で、慰謝料請求をされたとしたならば、あなたの配偶者が不貞行為について知らないときは、配偶者にダブル不倫を告白して、交渉に協力してもらい、慰謝料の減免をするか、配偶者に協力をお願いしないで自力で減額も交渉するのか、について考えなければならないのです。
■慰謝料請求するときの証拠
・性行為やラブホテルに出入りしている写真
・電話や旅行に行っている写真
・ホテルや旅館などの利用明細
・肉体関係があったことがわかるLINEやメールなど
・不倫相手と会う記録のしてある手帳やメモなど
など
2人の肉体関係があったことを証明できれば不倫の証拠としての効力は高くなります。不貞の証拠は、慰謝料請求や離婚手続きに進んでしまうと、相手が警戒してしまい証拠が集めにくくなる可能性がありますので、できるだけ早めに不貞の証拠を集めておくことをおすすめします。